カジュアルスーツの考え方
フォーマルなスタイルにも基本があるように、当然、カジュアルファションとしてのスーツでも、基本となることがあります。特にここでは子供っぽくならない、大人のカジュアルについて考えてみましょう。
そもそもカジュアルとはどういう意味かということですが、ここでの「カジュアル」は普段着ということですから「くつろいでいる」、「何気ない」ウェアということになります。
普通オフィスウェアとは「ネクタイをするのに合った服」で、メインはビジネススーツとなります。これが最近になって仕事用ではないスーツも出回ってきたわけです。つまりカジュアルに着こなすことができれば、ビジネススーツでもいいということにもなります。
カジュアルスーツに厳格な規定があるわけではありませんが、基本的に作りはスーツの構造で、素材もビジネスタイプを踏襲している、カジュアル単品ジャケットのように羽織っても似合う、ジーンズのようなカジュアル感覚でも履けるパンツ等がある程度の条件として挙げられるかと思います。
ジャケットはシングルで、2~3つボタンで、パンツはノータックの方がカジュアルとしては向いています。特にジャケットについてはピークド・ラペルで、斜めフラップポケットなどの特徴的なディティールがある方が、よりカジュアルウェアとしてピッタリくると思います。
また、上下素材を合わせるスーツもありますが、素材(生地)によっては別々に着ることもできます。